Gong cha(ゴンチャ)が日本で既存店売上高52カ月連続増収を記録しました。
タピオカ専門店から「アジアンティーの日常カフェ」へブランドを改善し、トレンドに負けず持続的な事業成長を達成。2026年には220店舗・年間来客数約4000万人まで成長しております。
ゴンチャは、日本市場へタピオカブームが本格化する前の2015年9月に上陸を果たしています。その時すでに「タピオカ専門店」としてではなく、ドリンクの甘さや氷の量、各種トッピングを細かく選べる「カスタマイズティー業態」としてのカフェ市場参入を意図していたので、ブームと関係なく、「ティーカフェ」という新しい業態を確立する土台をつくっていたため、「途中で」恩恵を受けたタピオカブームから脱却が早かった、ということかと思います。
また、個人的には現在の「ティーカフェ」需要の拡大は、日本人の特殊性もあると思っています。
日本人は世界でも数少ない「茶葉の味の違いが分かる」人種です。海外の本場と比べるとそれでもターゲットは少ないですが、粉にされて味わいが悪くなっているティーパックではなく、良質な茶葉でお茶を飲む機会のある場所は意外に世界では少ない。その中でも比較的良質なお茶を嗜む場所が点在する日本は、ゴンチャの芳醇なお茶を楽しむ土壌が日本にあったからではないでしょうか。
ゴンチャは、既存のコーヒーチェーンが満たせなかった「コーヒーが苦くて飲めない層」「カフェインが強すぎるのを避ける若年層」、あるいは「缶ジュースでは物足りないが小腹を満たしたい層」の潜在ニーズにいち早く着目した、と書かれていますが、一方で、ゴンチャにも懸念はあります。最大の懸念は「市場の再飽和」というリスク。「ティーカフェ」も他のカテゴリーと再現性はあるはず。アジアンティーを謳う新たな競合ブランドの参入が相次ぐ中、消費者に飽きられないブランドとしての新鮮さや“ワクワク感”を持続させるために、今後にゴンチャがカスタイマイズ以上の取り組みをどのようにおこなっていくのか、そこに注目です。



